【接続構成概要図】
IP電話機、IP-PBXなどの構成は下記のようになります。

IP-PBXと電話網の接続は、一般的な接続(INS64、アナログ回線など)の場合と、インターネット経由のIP直接接続(FusionコミュニケーションIP接続など)と両方の方式があり、IP-PBXの種類や、お客様回線の状況により選択となります。
上図における「PoE Switch」(PoEハブ)を利用の場合、ハブが電話機に対して電源を供給しますが、一般的なハブ/Switchをご利用の場合は、ハブからの給電が出来ませんので、別途ACアダプタなどでIP電話機に対する電力供給を確保する必要があります。
お客様のPBXをIP化するメリットは;
1.電話回線工事が必要ない
一般的なPBXの場合、PBXから電話回線まで、1対1で全ての回線を敷設する必要があり、PBXから電話機まで、太い回線幹を引き、さらにエンドの電話機まで1つづつ回線を接続してゆく必要があります。これをIP化することによって、幹線/支線を共通化し、電話工事業者でなくても簡単に電話機を接続することが出来ます。
2.移設時の設定変更が容易
電話機側に内線番号を持っていますので、席が変わったとしても、その電話機も同時に移動すれば良く、一般的なPBXの場合のような電話工事業者による電話線の張替え/設定変更が必要なくなります。
など、短期的に見た初期投資コストの削減だけでなく、長期的にも移設に掛かるメンテナンスコストの削減も見込むことが出来ます。
【IP-PBXとの接続設定について】
IP-PBXとの接続においては、まず、IP-PBX側に端末情報を登録してもらう必要があります。
SIPユーザID、パスワード、登録名、表示名をIP-PBX側からもらう必要があり、IP-PBXの基本情報として、IP-PBXのIPアドレスをもらう必要があります。
下記に設定項目の概要を記載します。
